頭皮と髪の毛の構造について

頭皮と髪の毛の構造について

 

頭皮は、表皮、真皮、皮下組織と呼ばれる層から出来ており、表皮は皮脂膜で覆われています。

 

頭皮の表面にあたるこの「表皮」は、さらに角質層、顆粒層などの4つの層にわかれていて、表皮の一番上にあるこの「角質層」の厚さは、わずか0.2mmしかありません。

 

さらにこの「角質層」は、角質細胞という細胞が積み重なり、角質細胞間の隙間を「細胞間脂質」が塗り固めているというレンガの壁のような構造をしています。
この細胞間脂質の主成分は、保湿成分の「セラミド」であり、セラミド分子と水分子で構成される「ラメラ構造」がしっかりと構成されることで、保湿とバリアの機能が上手く作用します。

 

角質層の角質細胞がきちんと整列していると、キメの良い頭皮となります。このキメが良いと、皮脂が均一に広がりなじみが良くなります。

 

 

頭皮を強くこすってしまうと、頭皮の表面にある角質層が剥がれおち、ダメージを受けます。
そして、剥がれおちて角質層の厚みが薄くなってしまうと、頭皮全体の細胞の生まれ変わる周期(リズム)が乱れ、まだ未熟で保湿力の弱い角質細胞が露出してしまうという結果になり、頭皮は乾燥、キメも失われてしまうという悪循環に陥ってしまいます。

 

キメが無くなってしまうと、毛穴の皮脂腺から分泌される皮脂が頭皮全体にスムーズに広がることが出来なくなってしまうと同時に、毛穴に留まりやすくなってしまいます。
こうなると、頭皮は乾燥、毛穴には皮脂が詰まってしまって、ベタつきやかゆみを感じてしまうのです。

 

頭皮は、他の皮膚と比べて皮脂腺の数がかなり多く、皮脂を活発に分泌させ、角質層の一番上を覆う皮脂膜を形成します。
この皮脂膜の役割によって、頭皮はうるおいと滑らかさを与えられ、水分の蒸発を防ぎ、外からの有害な物質の侵入を防ぐバリアの役割をになっています。

 

しかし、頭皮をゴシゴシとこすってしまうと、この皮脂膜も剥がれおちてしまうので、潤いはなくなり紫外線などのダメージを受けやすくなってしまうのです。

 

美味しい野菜や中身の詰まった野菜を作るには、肥えたしっかりとした土壌の畑が必要なように、質の良い美しい健康な髪には、キメの細かい潤いのある健全な頭皮が必要なのです。

 

髪は、髪の根っこの先にあたる「毛乳頭」と呼ばれるところが、毛細血管から髪の成分になる栄養素を吸い上げています。

 

健全な髪を作り上げるには、まず、健全な頭皮の状態を作り上げるということが大切です。
それが、ひいては抜け毛予防や薄毛の予防にもつながります。